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令和4年2月8日
九州朝日放送 より
老人ホームの施設長だった男が入居していた認知症の女性の口座から現金1145万円を不正に引き出したとして、窃盗の罪に問われた事件で、福岡地裁は8日、懲役3年6カ月の判決を言い渡しました。
判決によりますと、住所不定の無職・近藤被告(54)は2016年、施設長を務めていた福岡市の老人ホームに入居する認知症の女性(当時89)のキャッシュカードを不正に入手し、コンビニのATMなどで68回にわたり、現金合わせて1145万円を引き出し盗みました。
8日の判決公判で、福岡地裁の辛島靖崇裁判官は「施設長としての立場を悪用し、女性が認知症で、多額の預金を持っていることにつけ込んだ犯行」と指摘、「背信的な行動は強い非難に値する」などとして懲役3年6カ月の判決を言い渡しました。
2021.9.6
テレビ西日本 より
顔を隠すようにして警察署を出る男。
9月2日、窃盗の容疑で逮捕された長崎県・平戸市の近藤容疑者(53)です。
警察によりますと、近藤容疑者は2016年、当時勤めていた福岡市博多区の有料老人ホームで、入所していた当時89歳の認知症の女性から50万円を盗んだ疑いです。
近藤容疑者はキャッシュカードを不正に入手し、現金を引き出していたと見られています。
さらに警察の調べに対しー
「他にも1000万円ほど盗んだ」
近藤容疑者は老人ホームで当時、施設長を務めていて、ホームを管理する立場でした。
◆被害者の姪(60代)
「安心できる場所と思っていましたよね、まさかこういうことをされると思わなかったので非常に腹が立ったというか、だまされたという感じ」
TNCの取材に、被害女性の姪は、近藤容疑者に対し怒りをあらわにしました。
通帳の記載を見せてもらうと、短い期間で現金がおろされているのがわかります。
2016年12月は、わずか1か月の間に68回に渡って計1140万円が通帳から消えていました。
一体、近藤容疑者はどんな人物なのか。
SNSを見てみると…
外国の高級スポーツカーに乗って、満面の笑みを浮かべる近藤容疑者が。
モーターショーなどで撮影したのでしょうか、SNS上には外国のスポーツカーを中心に、高級車の画像がズラリ。
そして、中にはー
「我が家の家族写真(^ ^)」
近藤容疑者の家族の車なのか、それとも近藤容疑者の所有する車なのか、横一列に並ぶスポーツカーの画像を、顔文字入りで紹介する書き込みも。
逮捕当時、警察の調べに対して「贅沢をしたかった」と話していた近藤容疑者。
その後、盗んだ金を車の購入費に充てたことを供述していることがわかりました。
◆近藤容疑者
「以前からスポーツカーに乗ってみたかった」
捜査関係者によりますと、購入したとみられるのは、新車で買った場合は数千万円する国産スポーツカーだということです。
盗まれた金の一部が車の購入に使われていたことについて、被害者の姪は…
◆被害者の姪(60代)
「えーーそうなんですか。生活に困ったとかそういうのなら、許せることではないですけどまだ感情は違ったと思うんですよね。人のお金で高級車買うとか許されることじゃない、腹が立ちますよね。(近藤容疑者には)はっきり言って刑務所に行ってほしい」
姪によりますと、近藤容疑者の逮捕後、近藤容疑者の勤めていた老人ホームから「謝罪にうかがいたい」と、この週末、初めて連絡があったということです。
警察は、近藤容疑者の余罪についても詳しく調べています。