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2024.5.20
NHK より
おととし、塩尻市の老人ホームで、入所者の77歳の女性に薬物を飲ませて殺害したとして元職員が逮捕・起訴された事件で、裁判を前に証拠や争点などを絞り込む「公判前整理手続き」が行われました。
手続きのあと元職員の弁護士が取材に応じ、裁判では殺意を否認する方針を明らかにしました。
塩尻市の老人ホームの元職員、望月被告(41)はおととし5月28日ごろ、勤務先に入所していた当時77歳の女性に向精神薬を飲ませ、薬物中毒にして殺害したなどとして殺人などの罪に問われています。
この事件は裁判員裁判で審理される見込みで20日、裁判所と検察、弁護士の3者が事前に争点などを絞り込む公判前整理手続きが、長野地方裁判所松本支部で初めて行われました。
終了後、取材に応じた弁護士によりますと、20日の手続きはおよそ1時間にわたって行われ、被告本人も出席したということです。
また、弁護士は、裁判では殺意を否認する方針を明らかにしました。
初公判の日程はまだ決まっていないということですが、裁判では、元職員の殺意の有無や責任能力などが争点となる見込みです。
2023.10.11
NBS長野放送 より
長野県塩尻市の高齢者施設で2022年5月、入所者の女性に薬物を飲ませて殺害したとして元職員の男が殺人の疑いで逮捕されました。
殺人の疑いで逮捕されたのは下諏訪町の望月容疑者40歳です。
2022年5月、当時勤務していた塩尻市の高齢者施設で入所していた当時77歳女性に薬物を飲ませ、薬物中毒で殺害した疑いが持たれています。
警察は捜査に支障があるとして、認否を明らかにしていません。
望月容疑者は2022年、同僚の職員に薬物を飲ませ中毒に陥らせた傷害の罪や、当時77歳の女性ら入所者の通帳を使って現金を引き出した盗みなどの罪で起訴されていて現在も裁判が続いています。
高齢者施設の施設長は、取材に「高齢者を守り支援する立場にある元職員が重大な容疑で逮捕されたことは大変申し訳なく思います」と話しました。
施設長によりますと、望月容疑者は2022年1月から生活相談員として勤務し、主に入所者の生活上の支援や、入退所の事務手続きを行っていて、同年6月末に自主退職していました。勤務態度は入所者に対して優しいイメージだったとしています。
望月容疑者は77歳の女性の死亡が確認される前日は勤務していましたが、翌日は休みだったということです。
女性は午前8時ころ、食堂に来ず、職員が部屋に行くと、ベッドで仰向けの状態で動かなくなっていたということです。
また、亡くなる前日もお腹の調子が悪く、職員が部屋に食事を運んでいました。
女性は穏やかな性格で他の入所者や職員との間でトラブルはなかったということです。
警察は動機など、慎重に捜査を進めています。
2023.10.11
NHK より
去年5月、長野県塩尻市の老人ホームで入所者の77歳の女性に薬物を飲ませて殺害したとして、40歳の元職員が殺人の疑いで逮捕されました。
逮捕されたのは、塩尻市の老人ホーム「ケアハウスえんれい」の元職員の望月容疑者(40)です。
警察によりますと、去年5月、勤務していた老人ホームの中で入所者の前田裕子さん(77)に、薬物を飲ませて殺害したとして殺人の疑いが持たれています。
前田さんは事件翌日の朝に倒れているのが見つかりその後死亡が確認され、遺体を詳しく調べた結果死因は薬物中毒でした。
このため警察が何者かに薬物を飲まされて殺害された疑いがあるとみて捜査を進め、介助を担当していた元職員が関わった疑いがあるとして11日、逮捕しました。
調べによりますと容疑者は事件当日は勤務日でしたが、その翌日は休みだったということです。
警察は捜査に支障があるとして認否を明らかにしていません。
元職員は
▽亡くなった前田さんなど複数の入所者の通帳を使って金融機関から現金を引き出した罪や
▽同僚に薬物入りの飲み物を飲ませて薬物中毒にさせた傷害の罪で起訴されていて、現在も裁判が続いています。
これまでの経緯
事件が発覚したのは去年5月29日の午前8時ごろでした。
老人ホームの職員が、入所者の前田裕子さんが倒れているのを見つけ消防に通報し、死亡が確認されました。
死亡につながるような目立った外傷がないなど不審な点があったため、警察が捜査を始め、遺体を詳しく調べた結果死因は薬物中毒と判明しました。
捜査関係者によりますと、一連の捜査を進める中で施設内での金銭管理をめぐる不正などがわかってきたということで、入所者名義の通帳と印鑑を使って金融機関から現金5万円をだまし取ったなどとして、施設の職員だった望月大輔容疑者が去年6月に逮捕され、起訴されました。
その後の調べで
▽別の入所者の通帳などを使って現金を不正に引き出した事件や
▽同僚に薬物入りの飲み物を飲ませて薬物中毒にしたとされる傷害事件など、ほかに3つの事件でも起訴され裁判が続いていました。
警察によりますとこのうち、去年3月に現金7万円を不正に引き出したとされる事件で使われた通帳が、死亡した前田さんのものだったということです。
また、裁判では現金を不正に引き出した理由について、検察が「女性との交際に金が必要だった」などと主張していました。
容疑者と被害者の接点は
これまでに起訴された事件の裁判での証言などによりますと、望月大輔容疑者は勤務先の老人ホームで、入所者の金銭管理などを行う「生活相談員」を務めていました。
施設の土田明夫施設長は容疑者について「介護福祉士の資格を保有し、入居者に対しては優しく接していて、特段不自然に感じることはありませんでした」と話しています。
一方、土田施設長によりますと、死亡した前田さんは穏やかな性格で礼儀正しく、他の入所者や職員とのトラブルなどはなく、鍵付きの個室に入所して通帳も自身で管理していたということです。
容疑者は前田さんの介助を担当する職員の1人で、事件当日は勤務していて、施設に残る記録では死亡する前に最後に前田さんに会っていたとみられるということです。
施設長「どうしてそんなことをしたのか」
元職員が入所者を殺害したとして逮捕されたことを受けて『ケアハウスえんれい』の土田明夫施設長は「事件が本当ならこの職に携わる者として、どうしてそんなことをしたのかという思いです」と話してしました。
2023.10.11
朝日新聞デジタル より
勤務先の老人ホームで入所者に薬物を飲ませ中毒で死亡させたとして、長野県警は11日、長野県下諏訪町の無職、望月容疑者(40)=傷害などの罪で公判中=を殺人容疑で再逮捕し、発表した。県警は認否を明らかにしていない。
塩尻署などによると、望月容疑者は昨年5月28日、当時勤務していた同県塩尻市内の老人ホーム「ケアハウスえんれい」で、入所者だった前田裕子さん(当時77)に対し、何らかの手段で薬物を飲ませ、殺害した疑いがある。望月容疑者はこの日、日勤だったという。翌朝、別の職員が前田さんの異変に気づき、消防に通報した。望月容疑者は、前田さんの通帳を不正に入手して昨年3月に塩尻市内のATMで現金7万円を盗んだ罪でも起訴されていた。
同容疑者は昨年から老人ホームに勤務し、入所者の介助などを担当。生活相談員として入所者の金銭管理にも従事していたという。これまでに、前田さん以外にも入所者の通帳などを不正に利用して現金をだまし取ったとする詐欺や有印私文書偽造・同行使罪のほか、昨年4月に施設の同僚に向精神薬が入ったコーヒーなどを飲ませ、急性薬物中毒に陥らせたとして、傷害罪でも逮捕・起訴され、現在公判中。
2022.9.29
NBS長野放送 より
老人ホームで女性に薬物入りの飲み物を飲ませ、薬物中毒のような症状に陥らせた疑いで、元職員の39歳の男が傷害の疑いで逮捕されました。
29日、傷害の疑いで逮捕されたのは、下諏訪町の無職・望月容疑者39歳です。
警察によりますと望月容疑者は今年4月、当時勤務していた塩尻市内の老人ホームで女性に薬物入りの飲み物を飲ませ、薬物中毒のような症状に陥らせた疑いです。
女性は飲み物を飲んだ後、体調不良を訴えて救急搬送されましたが、命に別状はありませんでした。
警察は、女性が入所者か職員かは明らかにしていません。薬物の種類も明らかにしていませんが、違法なものではないということです。
望月容疑者は容疑を認めているということで、警察が動機などを調べています。
望月容疑者は、これまでに同じ老人ホームで入所者の印鑑と通帳を使って現金をだまし取った罪などでも逮捕・起訴されています。
2022.9.29
abn長野朝日放送 より
長野県塩尻市の老人ホームで女性に薬物入りの飲み物を飲ませた疑いで、警察は当時勤務していた39歳の男を逮捕しました。
傷害の疑いで逮捕されたのは、長野県下諏訪町の無職の男(39)です。
警察の調べによると4月、当時勤務していた塩尻市の老人ホームで女性に薬物入りの飲み物を飲ませた疑いです。
女性は、体調不良を訴え救急搬送されましたが軽症で、薬物中毒とみられています。
女性の関係者から「何か飲まされたかもしれない」と通報を受け、警察が捜査していました。
警察は薬物の種類などを明らかにしていませんが、違法薬物ではないということです。
警察の調べに対し、男は容疑を認めているということです。
男は老人ホームの利用者から現金をだまし取った詐欺の罪などで起訴され、裁判が続いています。