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2023.7.8
NHK より
利用者への虐待が確認された東京 府中市の知的障害者の施設を運営する社会福祉法人について、都は施設の立ち入り検査を行い、今後、運営体制について調べることにしています。
都の立ち入り検査を受けたのは府中市にある社会福祉法人「清陽会」が運営する知的障害者の通所施設2か所とグループホーム1か所です。
この社会福祉法人では、知的障害者の通所施設で、利用者への虐待が市に認定されたほか、おととし設置された第三者委員会の調査で、法人の元副理事長がおよそ10年前から複数の利用者に対し、身体的虐待や心理的虐待を行っていたことが確認されています。
市は改善指導を行いましたが、その後も虐待が確認されたことから都は7日、法人が運営する3施設に対し立ち入り検査を行いました。
都によりますと、検査では
▽職員向けの研修を行っているかや
▽利用者への支援が適正かどうかなどを確認したほか、
施設の責任者に聞き取りも行ったということです。
施設側は「虐待の再発防止に向けて改善に取り組んでいます」と説明したということで、都は、今後施設の運営体制について詳しく調べることにしています。
2023.6.28
朝日新聞デジタル より
東京都府中市の障害者福祉施設の元副理事長が約10年前から、複数の入所者に虐待を繰り返していたことが、施設を運営する社会福祉法人の第三者委員会がまとめた調査報告書で明らかになった。第三者委はまた、「通報や相談を受けていた行政の対応も不十分だった」と指摘していた。
問題の法人は「清陽会」。市内で障害者施設などを運営する。2017年12月に入所した男性の父親が20年2月、施設側や市に「暴行があった」と調査を依頼し、市が当時の男性副理事長の虐待を認定。第三者委は市の指導で21年に設置された。弁護士など4人が、入所者の家族や職員などに調査を行い、昨年3月に報告書をまとめた。
■どうせ家で話せるわけないから大丈夫
報告書は、元副理事長が13年から複数の入所者に対し、暴行や暴言、恫喝(どうかつ)を加えていたことを認めた。入所者を押し倒して頰を押さえつけ、「どうせ家で話せるわけはないから大丈夫」と発言。「目つぶれ、足あげろ」と言いながら、何度もたたくなどした。平手で往復ビンタをすることもあったという。
施設の職員に対しても「バカ男」「能無し」とののしるなどハラスメント行為があったことを指摘。職員のタイムカードを改ざんし、残業代を支払わなかったこともあったとした。
2023.6.27
NHK より
東京・府中市で知的障害者の施設を運営する社会福祉法人の元副理事長が、およそ10年前から利用者を虐待していたなどとする調査報告書を法人の第三者委員会がまとめていたことがわかりました。
府中市などによりますと、市内にある社会福祉法人「清陽会」が運営する知的障害者の通所施設で、利用者への虐待を市が認定したことなどから、おととし、法人は第三者委員会を設置して調査を進めました。
去年3月、この調査の報告書がまとまり、この中で社会福祉法人の元副理事長がおよそ10年前から複数の利用者に対し、身体的虐待や心理的虐待を行っていたと確認されたということです。
また、府中市には、この法人について平成25年以降、虐待などに関する通報が寄せられていましたが、およそ7年後の令和2年まで虐待について認定できなかったとしています。
これについて府中市は、元副理事長が市の調査に応じなかったことや通報した人を保護する面から対応が進まなかったとしたうえで、「法人の内部の状況を詳しく確認するうえで、より迅速で踏み込んだ対応が必要だった」としています。
市は、今年度から法人に虐待防止に関する研修などを行うとともに、今後の状況を定期的に確認するとしています。
一方、法人によりますと、元副理事長は3年前に退任していて、第三者委員会の聞き取りに応じず、退任した後に法人に提出した文書では虐待について否定していたということです。
この社会福祉法人は「被害にあわれた利用者やご家族に大変申し訳なく思っていて、誠意を持って対応します」としています。