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2023.9.26
NHK より
五條市の社会福祉法人が運営する障害者施設で、職員が利用者に暴言などの虐待を行っていたことがわかり、市は法人に対し虐待防止の委員会を設置し改善策を求める通知を出しました。
虐待が明らかになったのは、五條市の社会福祉法人「五條市あすなろ福祉会」が運営する市内の障害者の就労支援施設とグループホームです。
市によりますと、ことし6月ごろに施設の利用者の家族から食事の提供の際に職員が「えさをやりにいく」と言ったり、暑くてもエアコンを使わせてもらえなかったりする虐待があると通報があったということです。
通報を受けて、市が県とともに職員や利用者に聞き取り調査を行った結果、通報内容のような暴言などの心理的虐待や十分なケアをしないネグレクトがあったと認定しました。
このため五條市では、9月6日付けで法人に対して第三者を入れた虐待防止委員会を設け、改善策を報告するよう求める通知を出しました。
五條市あすなろ福祉会の樫内成吉 理事長はNHKの取材に対し、「虐待というあってはならないことが認定され非常に申し訳ない。今後、早急に委員会を立ち上げて改善計画を提出し、職員一同、人権に対する意識を向上させ利用者に寄り添いながら支援していきたい」と話しています。
2023.9.26
共同通信 より
奈良県五條市の社会福祉法人「五條市あすなろ福祉会」が運営する障害者施設で、職員が利用者に食事を提供する際に「餌をやりに行く」と言うなどの虐待行為があったとして、市が法人に改善報告を提出するよう求めたことが26日、市や法人への取材で分かった。
市などによると、法人が運営するケアホームなどで虐待が疑われると関係者から市に通報があり、7月から県とともに職員や利用者に聞き取りをした。利用者に聞こえるような状況で暴言を吐いたり、エアコンを使わせなかったりしていたことが判明。市は心理的虐待やネグレクトに当たると認定し、障害者虐待防止法に基づき、改善策を報告するよう法人に求めたという。
2023.9.26
毎日新聞 より
奈良県五條市の障害者施設で職員が利用者らを虐待したとして、市が施設を運営する社会福祉法人に対して障害者虐待防止法に基づき改善報告を求めていたことが25日、分かった。市などへの取材で判明した。
施設は「市あすなろ福祉会」(同市新町3)が運営する作業所とケアホーム。市によると、関係者から虐待を疑わせる通報があり、県とともに職員や利用者に7月から聞き取り調査をしていた。
調査の結果、特定の職員が利用者に食事を提供する際に「えさをやりに行く」と言ったり、「重度(障害者)は嫌い」といった暴言を吐いたりしていたことが判明した。
また、夏の暑い晩に利用者がエアコンの使用を求めたのに使わせなかったことや、ご飯のおかわりをさせなかったことなども明らかになり、市は心理的虐待やネグレクトに当たる行為と認定した。法人に対し、第三者を含めた虐待防止委員会を設け、改善策を報告するよう求めたという。
法人の理事長は毎日新聞の取材に「虐待はあってはいけないこと。早急に委員会を立ち上げて改善計画をつくり、再発防止に取り組む」と話した。