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高齢者施設で81歳利用者暴行死 容疑の職員逮捕「腹立った」 警視庁

2023.10.24
産経新聞　より

高齢者施設で利用者の男性（81）の顔面を殴り、死なせたとして、警視庁捜査1課は24日、傷害致死容疑で、東京都にある特別養護老人ホームの介護福祉士、男（54）を逮捕した。調べに対し「右太ももをつねられ腹が立ち、左目付近を１発強く殴ってしまった」などと容疑を認めているという。

逮捕容疑は8月19日正午ごろ、施設5階の居室内で、昼食介助中の男性の顔面を右手で殴打する暴行を加え、翌日に搬送先の病院で急性硬膜下血腫などにより死亡させたとしている。

捜査1課によると、男性は8月18日からショートステイで施設を利用し、暴行当時は居室内で2人きりだった。容疑者は男性のけがについて、施設側に「柵にぶつかった」などと虚偽の内容を報告。翌朝になって男性が目を覚まさなかったため、別の職員が119番通報し、事件が発覚した。ほかの入所者への暴行は確認されていないという。