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2024.9.11
毎日新聞 より
岡山県津山市は11日、市立養護老人ホーム「ときわ園」の40代職員が、6年にわたり入所者からの預かり金を使い込んでいたと発表した。判明している被害者は58人だが、退所したり亡くなったりした人がいるため、さらに増える可能性があり、被害総額は調査中という。
市によると、同園では医療費の支払いや物品購入などのため入所者から現金や通帳を預かっており、この職員が一人で出納を管理していた。今年7月、園長が預かり金の管理で不審な点に気付いて発覚。2018年4月から、現金を使ったり口座から引き出したりしていたことが分かった。
職員は不正を認めており、指定管理者の社会福祉法人・江原恵明会(同市)は近く懲戒解雇する。同市は「金銭管理など監督を徹底し再発防止に努める」としている。
2024.9.11
RSK山陽放送 より
岡山県津山市は、津山市立の養護老人ホーム「ときわ園」で、職員が入居者など施設利用者の預り金を不適切に処理した事実が発覚したと発表しました。
津山市高齢介護課によりますと、不適切な処理があったのは津山市井口の津山市立養護老人ホーム「ときわ園」です。今年7月22日、担当職員が利用者の預り金を私的に使用するなど不適切に処理していた疑いが発覚、ときわ園の指定管理者である社会福祉法人「江原惠明会」が調査したところ、一部不明金が明らかになったため7月30日に市に、また8月5日に岡山県に報告したということです。
不適切な処理は2018年4月から今年7月までの約6年4か月間に及ぶということで、不正があった金額など全容について調査を行っています。「江原惠明会」では、担当職員から施設長に対する月次報告や、施設長による毎月の確認等が欠如していたこと、また通帳や印鑑等の管理が内部規定通り行われず担当職員任せだったことなどが原因としています。
「江原惠明会」では、現在の利用者への損害賠償を今年中に完了させたい考えで、すでに退所した元利用者についても調査で損害が判明次第、賠償を行っていくとしています。