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2020.8.31
毎日新聞より
利用者の口座から現金を引き出したとして、大阪府警東淀川署は31日、大阪市東淀川区豊里7の元介護ヘルパー、山本容疑者(61)を窃盗の疑いで逮捕した。訪問介護先の男性2人の口座から計約2000万円を引き出したとみられ、「乗用車や家電、コンサート代に使った。生活の質を落としたくなかった」などと供述している。
逮捕容疑は訪問介護先の80代男性の通帳を不正に入手し、4月下旬~7月上旬、複数回にわたって金融機関のATM(現金自動受払機)から計約370万円を引き出したとしている。
東淀川署によると、山本容疑者は2017年12月から東淀川区内の介護事業所で働き始め、主に掃除や洗濯を担当。男性に付き添って金融機関を訪れた時に暗証番号を把握したという。7月下旬に男性が通帳がないことに気づいて発覚。「信用してくれている利用者ならばれないと思った」と容疑を認めているという。
別の80代男性の口座からも現金を引き出したと供述しており、同署が裏付けを進めている。